横浜市立大学環境ボランティアStepUp↑

2016年度インタビュー

 

StepUp↑とは?

 

StepUp↑は、横浜市立大学の、環境系ボランティアを主に行う部活である。人数が多く、「楽しさ」を盛り込んだ大規模な企画がされている。

 

 

 

今回インタビューにご協力いただいたのは、StepUp↑の部長、土屋梓さんである。岡田将生より菅田将暉派(ちなみに私は岡田将生派)、食べることが好きで、ワインが好き。大変なことでもガッツで乗り切る!という力強い一面も。

 

StepUp↑設立のきっかけは 、浜大祭(横浜市立大学の学園祭)での、ゴミの分別の仕事をする人たちが必要だったことである。学園祭の実行委員だけで学園祭中のゴミの分別を担当するのが大変だったため、StepUp↑の原型となる団体が出現。それが徐々に学園祭以外にも活躍の場を広げることでできたのが現在のStepUp↑である。

 

 

 StepUp↑は毎年新入生勧誘会としてBBQを開催していて、多くの新入生が参加し、入部しているそう。土屋さんもご友人と一緒にこのBBQに参加して楽しかった思い出があったことが入部のきっかけ。人数が多いため、いろいろな人とかかわれることが魅力だと土屋さんは考えている。

 

 

そして、StepUp↑では、ただ環境に良い活動を進めるのではなく、部員が楽しめる、そして身近な活動をしている。「ボランティアをやりたい!」という熱い想いを持って入部してきた人もいるが、多くは「みんなで楽しいことをやりたい」と考えて入ってきた人たちである。「うちの活動は、110にするというよりは、01にする感じ。環境色は弱めだけど、その分楽しめるような活動をやっています。」と土屋さんは言う。身近な活動を行うことで、自分たちの力で何かを達成できる喜びを感じられるのは、大きな魅力であるだろう。土屋さん自身、StepUp↑の活動を通して、「ゴミの分別とか、こまめに電気を消すとか、水を使いすぎないとか、意外と環境って身近なところにある」と感じている。

 

部員同士の仲が良いのも魅力の一つ。他団体では「後輩が先輩を支える」という形態が一般的であるが、StepUp↑では例年「先輩が後輩を大切にする」という風潮がある。

 

 

 

 そんなStepUp↑の活動の具体例として挙がったのが、「普段から行っているペットボトルキャップとリリパック(リサイクルできるお弁当容器)の回収」のほかに、今回見学させてもらった「浜大祭でのエコステーション」、夏に行う一大プロジェクト「寺子屋」、冬に開催される「キャンドルナイト」、新規プロジェクトとして「ビーチクリーン」の5つである。

 

 ペットボトルキャップとリリパックの回収については、ポスターなどを使用し、回収率を上げる活動に余念がないようだ。

 

 

 

 今回私たちが見学させていただいた浜大祭では、通常時使われているゴミ箱を封鎖し、あちこちに臨時のゴミ箱、通称エコステーションを配置する。「学外からも多くの人が来るので、わりばしとかリリパックをどう分別すればいいか周知してもらうために、各エコステーションに23人ぐらいは常に人を配置しています。」との事であった。また、StepUp↑のメンバーだけでなく、浜大祭で出店している他の部活・サークルにもエコステーションのスタッフとして参加してもらっているそうだ。そうすることで、より学生の環境意識を高めてもらう効果がある。

 

↑当団体メンバー、若林を発見


 

 StepUp↑の最も主要な活動と言えるのが、夏休みに3日間かけて行われる「寺子屋」である。公民館に、地域の小学1年生から6年生までを集め、勉強を教えたり一緒に遊んだりする。毎年多くの小学生が参加するイベントになっている。

 

 新規で行われているプロジェクトとしては、ビーチクリーンがある。「Eco Change!ヨコイチ」と題して、八景島の近くの海の公園で行われた。

 

 冬には、学内でキャンドルナイトが行われる。廃油を使って作ったキャンドルを灯し、美術部や音楽部などに協力してもらいコンサートを開く。このキャンドルナイトで使う風よけは、浜大祭で子どもたちにペットボトルを使って作ってもらっている。

 

 

 

 先ほど、StepUp↑の特徴として、人数が多いためいろいろな人と関われる、ということを挙げたが、逆に人数が多いからこその困難もある。人数が多いため、どうしても参加率にバラツキが出てしまうのだ。どうしても活動の参加が少なくなってしまう人がいると、積極的に活動に来ている部員のモチベーションも下がってしまう。

 

 StepUp↑では、この問題を解決するため、数年前からプロジェクト制を導入し、うまく11人に仕事をふれるようにしている。

 

やっぱり、『自分がいる意味』、つまり、やりがいがないとなかなか参加しづらいと思うんですよ。」

と土屋さんは言う。部員を、大学と連携した企画を行うプロジェクト、新しい企画を開発するプロジェクト、リリパック・キャップ回収など、普段の活動を担当するプロジェクト、地域に関連したイベントを行うプロジェクト、の4つのプロジェクトに分けている。普段はプロジェクトごとにミーティングを行い、毎週の部会でミーティングの結果を共有する。

 

 StepUp↑という大きな団体の中に、4つの小規模なプロジェクトを設けることで、仕事がうまく回るように工夫されている。また、プロジェクト制の導入によって、イベントの準備を並行して行えるので、11つのイベントの内容を充実したものにすることができている。

 

 

 

 このようにStepUp↑では、自団体の特徴を把握し、それを最大限生かした活動をすることができている。今後の活躍に期待だ。

(文責:長浜)